08/10/2026
「まだ辞めるつもりはないから、事業承継は先の話」
美容室を経営している方とお話しすると、こう考えている方は少なくありません。
実際、そのお気持ちはよく分かります。
まだ元気。
まだお客様も来ている。
まだハサミを置くつもりもない。
そうであれば、「事業承継」や「店を譲る」と言われても、今すぐ考える必要はないように感じるのが普通だと思います。
ただ、ひとつだけ考えてみていただきたいことがあります。
**5年後も、今と同じ働き方を続けられるでしょうか。**
美容室の経営は、一般的な会社経営とは少し違います。
オーナー自身が技術者であり、
売上の中心であり、
お客様との関係そのものになっているお店も少なくありません。
そのため、
・体力的に1日5人施術するのがつらくなった
・腰や肩に不安が出てきた
・スタッフが辞めてしまった
・子どもは店を継がないと言っている
・店舗設備の入れ替え時期が来た
・家賃や材料費が上がってきた
・年金を受け取る年齢が近づいてきた
こうしたことをきっかけに、急に「この店をこれからどうしよう」と考え始める方がいます。
問題なのは、その時になって初めて考え始めると、選択肢が少なくなってしまうことです。
事業承継は、
「今すぐ店を売る」
という話ではありません。
続けるのか。
少し仕事を減らすのか。
家族や従業員に継いでもらうのか。
第三者に譲るのか。
最後まで自分で営業して廃業するのか。
元気なうちであれば、これらを比較して考えることができます。
私は、むしろ
「まだ辞めるつもりはない時期」こそ、一度整理しておくタイミングだと考えています。
例えば、
「65歳までは今のまま働く」
「その後は週3日に減らす」
「70歳までに店を誰かに引き継げれば理想」
「難しければ廃業する」
ここまで考えておくだけでも、5年後、10年後の安心感は大きく変わります。
そして美容室の場合、店のことだけを考えても十分ではありません。
店を辞めた後、
年金はいくら受け取れるのか。
預貯金はいくら必要なのか。
譲渡できた場合、そのお金をどう使うのか。
引退後も週に何日か美容師として働くのか。
**「店の将来」と「自分自身の老後」は、一緒に考える必要があります。**
ノーリエFP事務所では、理美容室オーナーの方を対象に、事業承継・店舗譲渡だけではなく、引退後の生活設計まで含めて一緒に整理しています。
まだ売るつもりがなくても構いません。
むしろ、
**「まだ続けるつもりだけれど、5年後は少し気になる」**
という段階でご相談いただく方が、選択肢を多く残すことができます。
美容室を売る相談ではなく、
**「これから5年、10年をどう働くかを考える相談」**
そんなところから始めてみませんか。
札幌・北海道の理美容室オーナーの方で、
「そろそろ一度整理してみようかな」と感じた方は、お気軽にご相談ください。
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