03/09/2026
インフレ鈍化、8月までの累積上昇率は1.8%に(ウルティマ・オーラ紙・抄訳)
https://www.ultimahora.com/la-inflacion-pierde-fuerza-y-acumula-solo-1-8-a-agosto
パラグアイ中央銀行(BCP)が発表したところによると、8月の消費者物価指数(CPI)は前月比で変動がなく、月間インフレ率は0.0%となった。これにより、年間累積インフレ率は1.8%となり、前年同期の3.4%を大きく下回った。複数の食品価格や耐久消費財価格の下落が物価上昇を抑える要因となった。インフレ率は8月も引き続き鈍化し、今年最初の8カ月間の累積上昇率は1.8%となった。これは2025年の同期間に記録された3.4%のほぼ半分に相当する。8月の消費者物価指数(CPI)は前月から変化がなく、前年同月比のインフレ率も7月の1.6%から8月には1.5%へ低下した。この結果は、物価上昇の勢いが前年に比べて弱まっていることを示している。2025年8月時点では累積インフレ率が3.4%、前年同月比のインフレ率は4.6%に達していた。もっとも、今年の物価動向は一貫して低下し続けたわけではない。1月の月間インフレ率は0.6%で始まり、2月は0.0%だった。その後、3月と4月にはそれぞれ0.8%上昇し、5月は0.1%となった。6月以降は鈍化傾向が鮮明となり、6月はマイナス0.3%、7月はマイナス0.1%を記録し、8月は横ばいとなった。前年同月比で見ると、インフレ率は1月の2.7%から8月には1.5%まで低下した。ただし4月から5月にかけては、一時的に3月の水準を上回る動きも見られた。その後、6月から再び下落傾向に戻っている。
食品と耐久消費財が物価抑制に寄与
8月の物価動向は、消費者物価指数の構成項目ごとに異なる動きを示した。主な値下がりは食品分野に集中し、とりわけ牛肉や野菜類のほか、輸入耐久消費財の一部で価格が下落した。一方で、燃料や一部のサービス料金は上昇した。食品分野では、牛肉、鶏肉、豚肉、牛の内臓肉の価格が下落した。また、野菜、小麦粉、パスタ、コメ、牛乳、チーズ、食用油も値下がりした。これらの下落は、パン類、魚介類、卵、果物、コーヒーの価格上昇によって一部相殺された。特に牛肉価格の下落は大きな影響を与えた。パラグアイ中央銀行が引用した業界関係者によれば、国内市場向け供給量が増加したことにより、多くの部位で価格が下落した。対象には「コスティージャ・デ・プリメーラ(上級リブ肉)」や「バシオ(牛ハラミ)」などが含まれる。豚肉についても供給増加に伴い、すべての部位で値下がりが見られた。耐久消費財も物価上昇の抑制要因となった。中央銀行は、自動車、ピックアップトラック、携帯電話機器、コンピューター関連機器、一部家電製品の価格下落について、グアラニー高・ドル安の為替動向が背景にあると説明している。
燃料とサービス料金は上昇
一方で、インフレ鈍化はすべての項目に及んだわけではない。8月には燃料価格が上昇し、軽油(通常タイプおよび添加剤入り)とガソリン(レギュラーおよびハイオク)の価格が引き上げられた。中央銀行は、国際原油価格および石油製品価格の上昇に加え、補充コストの増加が要因だとしている。サービス分野も引き続き平均を上回る上昇ペースを示している。8月時点でサービス・家賃部門の累積インフレ率は2.6%、前年同月比では3.5%となった。上昇した項目には、外食、持ち帰り用調理食品、ホテル宿泊料、医療サービス、都市間交通、海外旅行パッケージ、個人ケアサービスなどが含まれる。パラグアイでは食品価格の下落とグアラニー高を背景とする輸入品価格の低下が全体の物価上昇を抑え、8月までの累積インフレ率は1.8%にとどまった。ただし、燃料やサービス料金は依然として上昇基調を維持しており、物価全体の先行きには引き続き注意が必要となっている。